除霊の仙台天光

他所で解決できなかった事例もお気軽にご相談下さい
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岡山県内で除霊・浄霊 承ります

岡山県での除霊,浄霊ご相談下さい当方では除霊・浄霊や各種祈祷の前に必ず霊視鑑定を受けていただいております。

霊体に遭遇等した恐怖で「直ぐにでも除霊をしてほしい」というご相談を受けますが、背後の詳細な神仏問題を解明せずに、表に出ている霊体だけを追い払う行為は更なる神仏の怒りを買い逆襲されてしまうケースも少なくありません。

除霊については霊体を対象者から引き離す行為であり、それが有効なケースも確かに存在はしますが、それは霊視鑑定にて背後にある神仏問題の有無を確認してから行います。なんらかの理由により、別の神仏が相談者に霊体を意図的に見せている可能性も存在します。

唯一、除霊という行為が先ず有効となるのは生霊でありますが、念を飛ばしている本人がこの世に存在する限り、再度、生霊を飛ばしてくる可能性は大きいです。当方では、相談者と生霊を飛ばしている人物との関連性を下げ、相手の念そのものを鎮める術として「縁切り術」を併用し、根本的な解決を図る様に心がけております。

除霊は対象となる霊体を相談者様から引き離す行為となりますが、それに対して浄霊は霊体そのものをしかるべき場所へと導きます。

除霊に対して浄霊は高度な技術を要します。霊体を霊界へ導く能力、霊界へ導くことのできる神の使者へお願いする能力、霊界へ導く事のできる神へお願いする能力、そのいずれかが必要となります。

当方では、その3つ全ての方法を駆使できますので、確実に浄霊を行うことが可能です。なので、霊体は現世へは残りませんので逆襲などのケースは皆無です。また、必要に応じて霊体の状態を整えてから浄霊を施します。

当方で行う祈祷・除霊・浄霊などの施術前の注意点がいくつかございます。

施術日が近づくにつれて、本人が当方へ来られない様に様々な妨害が生じる可能性があります。身体面の悪化をはじめ、交通機関の妨害など、その現れ方は様々であります。

相手の神仏も最後の抵抗を示すためです。だまってこの世界から消されたりするほど甘くはないのです。

特に憑依を伴った相談者様の場合、その抵抗はすさまじいものがあり、男性でも押さえつけられない力で暴れたり、家族や周囲の人を騙し、当方へ来る事を阻止したりします。

相談者様本人もご家族の方も強い意志をもって祈祷・除霊・浄霊等の施術に挑む事が肝要となります。

施術後の変化でありますが、怪奇現象などの単純な霊障の場合は即日に効果します。

憑依体質などが絡んでいるケースでは当方の特殊技法を併用した場合であっても、しばらくの間は残像に近い感覚が残る点が注意が必要です。

代表的な祈願・祈祷一覧

祈願・祈祷の種類 目的と概要 主な対象と時期
人生儀礼
安産祈願 母子の健康と安全な出産を祈願する。腹帯(岩田帯)のお祓いも行われることが多い。 妊婦。妊娠5ヶ月目の戌の日が吉日とされるが、体調に合わせて行う。
命名 子どもに名前を授け、神に報告する。神社に命名を依頼する場合もある。 新生児。生後7日目の「お七夜」に行うのが伝統。
初宮詣(お宮参り) 生後約1ヶ月の赤ちゃんの無事な誕生を氏神に報告し、健やかな成長を祈願する。 新生児。男の子は生後31日目、女の子は33日目が伝統的だが、天候や体調の良い日に行う。
お食い初め 生後100日頃、子どもが一生食べ物に困らないよう願う儀式。食べさせる真似をする。 生後100日前後の乳児。
七五三詣 3歳・5歳・7歳の子どもの成長を祝い、これまでの加護に感謝し、将来の幸福を祈願する。 3歳(男女)、5歳(男)、7歳(女)の子ども。11月15日前後が中心。
十三参り 数え年13歳の節目に、知恵と福徳を授かり、厄を祓うために行われる儀礼。 数え年13歳の男女。旧暦3月13日に由来し、現代では3月〜5月頃に行われることが多い。
入学・卒業・就職奉告 人生の新たな門出を神に報告し、新生活での成功と安全を祈願する。 入学者、卒業生、就職者。各々の節目の時期。
成人奉告 成人を迎えたことを神に感謝し、社会人としての責任を誓い、将来の加護を祈る。 成人を迎えた男女。成人の日前後。
結婚奉告祭 入籍した夫婦が、その事実を神に報告し、末永い幸福を誓う儀礼。 結婚した、または入籍した夫婦。時期は任意。
年祝い(還暦など) 特定の長寿の節目を祝い、これまでの感謝を捧げ、さらなる健康長寿を祈願する。 還暦(61歳)、古希(70歳)、喜寿(77歳)などを迎える人(年齢は数え年)。
厄除け・方位除け
厄祓い 数え年で厄年にあたる男女が、災厄を避けるために受けるお祓い。 厄年にあたる男女(例:男性42歳、女性33歳)。前厄・本厄・後厄の3年間。
八方除け 九星気学で運気が中央に位置し八方が塞がるとされる「八方塞がり」の年の災いを避ける祈願。 その年の九星気学で八方塞がりにあたる人。
方位除け 転居、旅行、建築などで、凶方位を犯すことから生じる災いを避けるための祈願。 凶方位に関わる行動を予定している人。
鬼門除け・病門除け 家相などで不吉とされる北東(鬼門)や南西(裏鬼門・病門)からの災いを避ける。 家の新築・改築時や、特定の年回りの人。
災難除け 厄年や方位とは関係なく、予期せぬ事故や不運が続く場合に、災いから身を守るための祈願。 不運が続くと感じる人など。時期は任意。
繁栄・成功・幸福への祈願
家内安全 家族全員が一年間、病気や事故なく、平和に暮らせるよう祈願する。 家族。年始に行われることが多いが、通年可能。
商売繁盛・事業繁栄 会社の事業や個人の商売が栄え、利益が上がるよう祈願する。 会社経営者、自営業者、商店主など。
合格祈願・学業成就 入学試験や資格試験などの合格、また学業全般の向上を祈願する。 受験生、学生。
必勝祈願 スポーツの試合や選挙など、競争事における勝利を祈願する。 選手、チーム、候補者など。
心願成就 個々人が心に抱く、具体的な願い事の達成を祈願する。 個人の願いを持つすべての人。
良縁祈願 結婚相手や人生の伴侶となる良いご縁に恵まれるよう祈願する。 未婚の男女など。
子宝恵受 子どもを授かることを願う夫婦のための祈願。 子どもを望む夫婦。
病気平癒・身体健全 病気や怪我からの回復、また日々の健康維持を祈願する。 病気や怪我をしている人、健康を願う人。
交通安全 車やバイクの運転、その他交通における事故を防ぎ、安全を祈願する。車体のお祓いを伴う。 運転者、車両所有者。新車購入時や年始など。
旅行安全 国内外への旅行や出張の道中、滞在先での安全無事を祈願する。 旅行者、出張者。出発前。
出張祭典
地鎮祭 土地の神を鎮め、建物の建築工事が安全に進むよう祈願する。 建築主。工事着工前。
上棟式 建物の骨組みが完成したことを祝い、工事の無事な完成を祈願する。 建築主。棟上げの際。
竣工式・新築清祓 建物が無事完成したことを神に感謝し、入居前に建物を祓い清める。 建築主、入居者。建物完成後、入居前。
事務所開き 新しい事務所や店舗の開業にあたり、商売繁盛と安全を祈願する。 事業主。開業日。
井戸埋め・家屋解体清祓 古井戸を埋める際や家を解体する際に、神に感謝し、工事の安全を祈るお祓い。 土地や家屋の所有者。工事前。

岡山県でのお祓いを実施している神社

岡山県での地域に根付いた神社仏閣とその特徴をご紹介します。お祓いは、神仏に祈りを捧げ、心身の穢れを祓い清め、災厄を防ぐことを目的とした儀式です。人生の節目を迎えた時や、何か問題を抱えている時などに、古くから多くの人々に行われててきました。

吉備津神社 (岡山県岡山市北区)

概要

吉備津神社は、古くから日本人に親しまれている「桃太郎」の物語の原型とされる吉備津彦命(きびつひこのみこと)と温羅(うら)にまつわる伝説が息づく、岡山県を代表する古社です。その歴史は古く、この地に伝わる神話に基づいた様々な祭事が今日まで大切に受け継がれています。特に、本殿と拝殿は国宝に指定されており、室町時代初期の神社建築様式「比翼入母屋造(ひよくいりもやづくり)」、通称「吉備津造」という日本唯一の様式を今に伝えています。この独特で壮麗な建築美は、多くの建築専門家や歴史愛好家からも高い評価を受けています。

桃太郎伝説は、多くの日本人にとって子供の頃から馴染み深い物語です。吉備津神社がこの伝説と深く結びついていることは、宗教的な信仰の有無にかかわらず、幅広い層の人々が神社に親しみを持ち、訪れるきっかけとなっています。伝説ゆかりの「矢置岩」や鬼の首を埋めたと伝わる「御竈殿(おかまでん)」などが境内に点在し、参拝者は物語の世界を追体験することができます。このような物語性は、神社の持つ精神的な側面をより具体的に、そして魅力的に伝える力を持っています。

実施しているお祓い・祈祷の種類

吉備津神社では、参拝者の様々な願いに応えるため、多岐にわたるご祈祷を受け付けています。具体的には、厄除け、家内安全、交通安全、商売繁盛、安産祈願、学業成就、病気平癒など、人生の節目や日々の暮らしに関わる多くの祈願に対応しています。中でも特に名高いのが「鳴釜神事(なるかましんじ)」です。これは、釜の鳴る音の大小や長短によって吉凶を占うという古来より伝わる特殊神事で、ご祈祷を受けた希望者はこの神事を体験することができます。

この鳴釜神事は、単に神職が祈祷を行うのを受動的に見守るのではなく、参拝者自身が神意を問う儀式に立ち会うという能動的な体験を提供します。釜が発する神秘的な音を通じて、自らの願い事の成就の可能性や進むべき道についての示唆を得ようとするこの神事は、参拝者にとって非常に印象深いものとなり、精神的な満足感を高める効果があると考えられます。

料金

吉備津神社でのご祈祷に関する初穂料は、一般的に一つの祈願につき3,000円以上、5,000円以上、10,000円以上と、いくつかの段階に分かれています。より丁寧な、数日間にわたるご祈祷を希望される場合には、20,000円以上の初穂料が目安となります。

特徴的な鳴釜神事については、ご祈祷の際に申し込めば祈祷料に含まれる形で体験できますが、鳴釜神事のみを単独で体験することも可能で、その場合の初穂料は3,000円です。ご祈祷の受付時間は、午前9時から午後2時30分までとなっていますので、時間に余裕をもってお越しいただくのが良いでしょう。

特徴

吉備津神社の最も顕著な特徴は、何と言っても国宝に指定されている本殿・拝殿と、全長約360メートルにも及ぶ壮麗な廻廊です。この廻廊は、自然の地形を巧みに活かして建てられており、見る者を圧倒するような荘厳な雰囲気を醸し出しています。特に雨の日や霧の深い日には、その美しさが一層際立ち、幻想的な空間が現出します。桃太郎伝説にゆかりの深い「矢置岩」や、温羅の首を埋めたと伝えられる「御竈殿」など、境内には伝説の舞台となった場所が数多く残されており、参拝者は神話の世界に触れることができます。

さらに、境内は広大で手入れが行き届いており、春には牡丹、初夏には紫陽花など、四季折々の美しい花々が参拝者の目を楽しませてくれます。これらの花々は、歴史ある建造物群と調和し、訪れる人々に心の安らぎを与えてくれます。このように、吉備津神社は、国宝の建築物という「有形の文化遺産」、桃太郎伝説や鳴釜神事といった「無形の文化遺産」、そして四季の自然美という三つの要素が見事に融合した、多層的な魅力を持つ場所です。歴史や建築に興味のある方、伝説や物語が好きな方、美しい自然に癒されたい方、そしてもちろん心からの祈りを捧げたい方々など、多様な目的を持つ人々を惹きつけ、深い感銘を与え続けています。

由加山 由加神社本宮 (岡山県倉敷市)

概要

由加山 由加神社本宮は、「厄除けの総本山」として古くから全国にその名を知られ、厄年の方や災難除けを願う多くの参拝者が絶えず訪れる由緒ある神社です。

特に有名なのが、江戸時代から続く「両参り」の風習です。これは、瀬戸内海を挟んだ香川県の金刀比羅宮(こんぴらさん)と、この由加神社本宮(ゆがさん)の両方をお参りすることで、より多くのご利益をいただけるというもので、今日まで篤く信仰されています。

「両参り」の伝統は、単に二つの社寺を巡るという行為以上に、歴史的な背景と地域間の交流を物語るものです。瀬戸内海を舞台とした人々の生活や経済活動が、このような信仰形態を生み出したと考えられます。由加神社本宮が、遠く四国の金刀比羅宮と対をなす存在として認識されてきた事実は、その神徳の高さと影響力の大きさを如実に示しています。この広域的な信仰ネットワークは、由加神社本宮を単なる地域の神社に留まらない、日本有数の霊験あらたかな場所として位置づけてきました。

また、現代においても、伝統的な「厄除け」の信仰を大切に守りつつ、自動車の交通安全祈願 や、さらにはヨガ教室の開催 といった新しい試みを取り入れている点は注目に値します。

実施しているお祓い・祈祷の種類

「厄除けの総本山」の名にふさわしく、由加神社本宮では厄除け祈願を中心として、多種多様なご祈祷を行っています。

具体的には、現代社会に不可欠な交通安全(車のお祓い)、大切にしてきた人形に感謝を込めて供養する人形供養、子供の健やかな成長を願う初宮詣や七五三詣、さらには団体での参拝や各種出張祭典(外祭)にも対応しています。神社では毎日、厄除け祈願をはじめとするご祈祷が厳修されており、参拝者一人ひとりの日々の安泰と人生の発展を真摯に願っています。

特に「人形供養」 を行っている点は、日本の文化における独特の感受性に応えるものとして注目されます。日本では古来より、人形やぬいぐるみといった人の形をしたものには魂が宿ると考えられたり、長年大切にしてきた物には持ち主の想いが深く込められると考えられたりする傾向があります。そうした人形たちを単に廃棄するのではなく、感謝の念を込めて丁重に供養したいという人々の心情に寄り添うこの儀式はとても貴重なものです。

料金

由加神社本宮でのご祈祷に関する初穂料は、一般的な祈祷(厄除け、家内安全など)の場合、3,000円または5,000円が目安となっています。

さらに、毎月継続してご祈祷を受ける「毎月祈祷」は10,000円、毎日欠かさずご祈祷を受ける「毎日祈祷」は20,000円からとなっており、より深い信仰心に応える選択肢も用意されています。遠方にお住まいの方や、諸事情により直接参拝することが難しい方々のために、郵送によるご祈祷の受付も行っています。この場合、神社の公式ウェブサイトにある申込フォームから申し込み、備考欄に「配送希望」と明記することで対応してもらえます。

郵送でのご祈祷サービス は、現代の多様なライフスタイルや地理的な制約に対応するための重要な取り組みです。これにより、高齢や病気で外出が困難な方、遠隔地に住んでいるために頻繁な参拝が叶わない方、あるいは多忙な日常の中で時間を確保しにくい方々にも重宝されています。

特徴

由加神社本宮の最大の特徴は、やはり「厄除け総本山」としての全国的な知名度と、古来より続く金刀比羅宮との「両参り」の伝統です。これらは、多くの人々が篤い信仰を寄せる根幹となっています。しかし、その魅力は信仰面だけに留まりません。境内には由緒ある文化財や現代アート作品が点在し、参拝と同時に芸術鑑賞も楽しむことができます。

また、参拝の合間に味わえる名物のあんころ餅は、旅の楽しみの一つとして人気です。さらに、境内にある大きなクスノキの御神木は、子授けのご利益があるパワースポットとして知られ、子供を願う夫婦などが静かに手を合わせる姿が見られます。季節ごと、あるいは祝日限定で授与される特別なデザインの御朱印も、収集する楽しみがあり、多くの参拝者の関心を集めています。

吉備津彦神社 (岡山県岡山市北区)

概要

吉備津彦神社は、主祭神として吉備津彦命(きびつひこのみこと)をお祀りしています。吉備津彦命は、かの有名な桃太郎のモデルともされる英雄的な神様で、そのご神徳は厄除け、災い除け、武運長久、そして長寿など多岐にわたるとされています。

神社の背後にそびえる吉備の中山は、古来より神聖な山として崇められ、その中腹には巨大な磐座(いわくら)・磐境(いわさか)といった古代祭祀の跡が今も残っており、太古の自然崇拝の息吹を感じさせます。なお、同じく吉備津彦命を祀り、桃太郎伝説で知られる吉備津神社とは、歴史的経緯から別の独立した神社として存在しています。

吉備津神社と吉備津彦神社が、共に桃太郎のモデルとされる吉備津彦命を祀りながらも、それぞれ独立した大きな神社として存在しているという事実は、この地域における吉備津彦命信仰の深さと広がりを示唆しています。

それぞれの神社が持つ独自の由緒や歴史、あるいは氏子地域や信仰のあり方の違いなどが、二つの神社の並立という形に繋がったのかもしれません。参拝者にとっては、それぞれの神社の特色を理解し、両社を訪れることで、より深く吉備路の歴史と文化に触れることができるでしょう。

実施しているお祓い・祈祷の種類

吉備津彦神社では、人々の人生における様々な節目や願い事に応じたご祈祷を行っています。家内安全、交通安全、安産祈祷、初宮詣、七五三詣といった一般的なご祈祷はもちろんのこと、厄年や八方塞がりの年に受けるお祓いも執り行っています。

これらの祈祷は、新たな年の始まりや、結婚、出産、子供の成長といった人生の重要な出来事の際に、大神様にその旨を報告し、感謝を捧げるとともに、今後の幸福と安寧を祈願するものです。

神社がご祈祷を「大神様への報告と今後の幸せを祈願する」ものと位置づけている点 は、単に願い事を一方的に伝えるという行為を超えて、神様との継続的な関係性を重視する姿勢を示しています。人生の節目節目で神前に赴き、自らの状況を報告し、感謝と祈りを捧げるという行為は、神様をより身近な存在として感じさせ、日々の生活の中で神様に見守られているという安心感や心の支えを育むことに繋がるでしょう。

料金

吉備津彦神社での一般祈祷の初穂料は、5,000円、8,000円、10,000円以上といった区分が設けられています。

詳細については受付に直接問い合わせるよう案内されているとのことです。したがって、ご祈祷を希望される際には、事前に神社へ電話などで確認するのが最も確実でしょう。

特徴

吉備津彦神社の特筆すべき特徴の一つは、夏至の日の早朝、昇る朝日が御社殿内の御鏡にまっすぐに差し込むように社殿が設計されていることです。このことから「朝日の宮」とも称され、太陽信仰の面影を色濃く残すパワースポットとして知られています。

この神秘的な現象を一目見ようと、夏至の日には多くの参拝者が早朝から訪れます。また、境内には高さ約11.5メートルを誇る大石燈籠があり、これは日本最大級の大きさとされ、その威容は圧巻です。さらに、神社の御社殿のうち、渡殿・釣殿・祭文殿・軒廊・拝殿と神饌所の計6棟は、岡山県指定重要文化財に指定されています。これらは昭和初期に再建されたものですが、当時の大規模な神社建築の様式を伝える貴重な建造物群として評価されています。参拝の記念やお土産として、可愛らしい白桃のデザインのおみくじも人気を集めています。

最上稲荷山妙教寺 (岡山県岡山市北区)

概要

最上稲荷山妙教寺は、1200年以上の長い歴史を誇る日蓮宗の寺院ですが、一般には「最上稲荷(さいじょういなり)」の名で広く親しまれています。この寺院の最も顕著な特徴は、明治時代に政府によって強力に推進された神仏分離令の嵐の中、特別に「神仏習合(しんぶつしゅうごう)」の形態を維持することを許された、全国的にも数少ない貴重な霊場であるという点です。そのため、仏教寺院でありながら、神社の象徴である大きな鳥居がそびえ立ち、本殿(霊光殿)は神社の拝殿や本殿に見られるような神宮形式の建築様式を取り入れています。この独特の姿は、日本の宗教が辿ってきた複雑で豊かな歴史を今に伝えています。その信仰の篤さと規模の大きさから、伏見、豊川と並んで「日本三大稲荷」の一つに数えられることもあります。

明治政府による神仏分離政策は、日本の宗教界に大きな変革をもたらし、多くの寺社がその形態の変更を余儀なくされました。そのような時代背景の中で、最上稲荷が神仏習合の伝統を守り通すことができたのは、地域社会におけるその絶大な影響力や、深く根付いた民衆の信仰があったからに他なりません。

また、「日本三大稲荷」という呼称は、最上稲荷が稲荷信仰という日本で最も広範な民衆信仰の一つにおいて、中心的な役割を担ってきたことを示しています。稲荷神は、農業の神、商売繁盛の神として古くから庶民の生活に密着した信仰を集めており、最上稲荷がそのネットワークの頂点の一つに位置づけられていることは、全国からの参拝者が絶えない理由の一つです。

実施しているお祓い・祈祷の種類

最上稲荷では、人々の様々な願い事に応えるため、非常に多岐にわたるご祈祷を行っています。家内安全、商売繁盛、運気向上、除厄得幸(やくをよけこううんをえる)、良縁成就といった一般的な祈願はもちろんのこと 、自動車やバイク、自転車の交通安全を願う車体祈祷も専門的に行っています。

特に、最上稲荷の祈祷は、仏道の厳しい修行を積んだ僧侶が、木剣(ぼっけん)を振るって邪気を祓い、願いの成就を力強く祈念するスタイルが特徴的です。その他にも、その年の運勢を見る「星まわり」、人生の節目ごとに行う「人生儀礼」、子供の成長を祝う「七五三参り」、遠方で参拝できない方のための「出張祈祷」、由緒ある旧本殿で行われる「旧本殿特別祈祷」、そしてあらゆる悪縁を断ち切ることを願う「縁切り特別祈祷」など、専門性の高い祈祷も用意されています。現代のニーズに応え、オンラインでのご祈祷やお札の申し込みも可能です。

中でも「縁切り特別祈祷」 は、人間関係の悩みや断ち切りたい悪習、不運な状況など、現代人が抱える複雑な問題に対応するものであり、注目されます。

料金

最上稲荷でのご祈祷の初穂料は、祈祷の種類や規模によって異なります。本殿で行われる通常祈祷(商売繁盛、家内安全、厄除けなど)の場合、3千円以上、5千円以上、1万円以上、3万円以上といった段階が設けられています。

これらの金額に応じて、授与されるお札の種類や大きさが変わります。自動車、バイク、自転車などの車体祈祷については、1台につき5千円以上の初穂料となっており、これには交通安全のお札とご祈祷料が含まれます。ご祈祷の受付は、非常に早い時間帯である午前5時30分から始まり、午後4時までとなっています。

ご祈祷の受付が早朝5時30分から開始されるという点 は、最上稲荷の大きな特徴の一つです。これは、一日の始まりに清々しい気持ちで祈りを捧げたいという篤信の人々の願いに応えるものであると同時に、遠方から訪れる参拝者や、日中の仕事や所用で時間が限られている人々にとっても、参拝の機会を広げるものです。

特徴

最上稲荷は、日本三大稲荷の一つに数えられるほどの全国的な知名度を誇り、その象徴とも言える巨大な鳥居は、訪れる人々を圧倒します。

最大の特色は、前述の通り、神仏習合の形態を色濃く残している点であり、寺院でありながら神宮形式の本殿(霊光殿)を持つという稀有な姿を見せています。境内は非常に広大で、参拝者が祈りを捧げるだけでなく、心豊かに過ごせるような多様な施設が整えられています。「縁の末社・両縁参り」では縁結びや縁切りなど様々な縁に関する祈願ができ、「運気カフェ」では軽食と共に運気を高める時間を過ごせるとされています。

また、美しい日本庭園「寒松庭(かんしょうてい)」は、四季折々の風情を楽しむことができ、心を落ち着かせる空間となっています。遠方からの参拝者や、より深く信仰に浸りたい人々のために、宿坊「顕妙閣(けんみょうかく)」も備えられています。さらにユニークな取り組みとして、「なんでもきく僧」という相談サービスがあり、僧侶が様々な悩みや相談に応じてくれる場が設けられています。

阿智神社 (岡山県倉敷市)

概要

阿智神社は、岡山県を代表する観光地の一つである倉敷美観地区の中心部、鶴形山の山頂に鎮座しています。

神社の名前の由来ともされるように、古くはこのあたりが「阿知潟(あちがた)」と呼ばれる入江に面していたと伝えられており、海の守護神としての性格を色濃く持っています。主祭神としてお祀りしているのは宗像三女神(むなかたさんじょしん)で、古来より航海の安全を司る神様として篤い信仰を集めてきました。そのため、阿智神社は倉敷美観地区一帯の総鎮守として、地域の人々の暮らしと安全を見守り続けています。ご利益としては、交通安全や海上安全はもとより、美容健康、芸能上達、商売繁盛など多岐にわたるとされています。

鶴形山の頂から倉敷美観地区の美しい白壁の町並みを見下ろすという絶好のロケーション は、阿智神社の大きな魅力の一つです。この立地は、参拝者に素晴らしい眺望を提供するだけでなく、象徴的な意味合いも持っています。歴史的にも経済的にも重要な役割を果たしてきた美観地区を、あたかも守護するように鎮座するその姿は、地域の人々にとって心の拠り所であり続けてきました。また、美観地区を訪れる多くの観光客にとっても、その美しい景観と由緒ある神社の存在は自然と足を向けさせる魅力となっており、神社の知名度と参拝者数の増加に繋がっています。

実施しているお祓い・祈祷の種類

阿智神社では、個人の方々からの様々な願い事に対応するため、厄祓、家内安全、商売繁盛、合格祈願、安産祈願、交通安全(車のお祓い)、病気平癒、良縁祈願といった一般的なご祈祷を幅広く受け付けています。また、企業や法人、各種団体からの事業繁栄や安全祈願などのご祈祷も執り行っています。さらに、建築儀礼である地鎮祭や上棟祭、家屋のお祓いなど、神職が現地に出向いて行う出張祭典(外祭)にも対応しており、地域社会の多様なニーズに応えています。

料金

阿智神社での個人のご祈祷に関する初穂料は、5,000円からとなっており、その後7,000円、10,000円、20,000円、30,000円、50,000円といった段階が設けられています。

この初穂料の金額によって、ご祈祷の日数(一部の祈願において)、授与される御神札の大きさ、そしてお下がりとして頂ける記念品などが変わってきます。企業・法人・団体のご祈祷は10,000円から、地鎮祭などの出張祭典(外祭)は35,000円からが目安となっています。個人のご祈祷については、基本的に予約は不要で、受付時間内に直接社務所へ申し込むことができます。一方、企業・団体のご祈祷や出張祭典については、事前の準備が必要となるため、予約が必須となります。

個人のご祈祷に関して予約が不要であるという方針 と、午前・午後それぞれに複数の祈祷時間が設定されていること は、参拝者にとって大きな利便性をもたらします。特に倉敷美観地区を訪れる観光客など、必ずしも厳密なスケジュールを立てていない人々にとっては、思い立った時に気軽に厄祓いや祈願をお願いできるというのは大変ありがたいシステムです。

特徴

阿智神社の最大の魅力は、倉敷美観地区の鶴形山山頂というその立地にあり、境内からは白壁の美しい町並みを一望できる素晴らしい眺望が広がっています。近年では、随身門に施されたうさぎの彫刻がSNSなどで話題となり、「うさぎの神社」としても親しまれるようになりました。これに合わせて、うさぎをモチーフにした可愛らしいお守りや、藤の花をデザインした美しい御朱印帳なども人気を集めています。

そして、阿智神社を語る上で欠かせないのが、岡山県指定天然記念物にもなっている樹齢300年から500年とも言われる見事な藤の古木「阿知の藤」です。毎年4月下旬から5月上旬にかけて薄紫色の美しい花を咲かせ、この時期に合わせて開催される「藤見の会」では、雅楽の演奏などが行われ、多くの花見客や参拝者で賑わいます。本殿は、伝統的な入母屋造(いりもやづくり)で、屋根は檜の皮を重ねて葺いた檜皮葺(ひわだぶき)という格式高い造りです。

また、お祓いの効果が不十分と思われる際は仙台天光でのお祓い・祈祷・祈願をご検討いただけたらと思います。

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