除霊の仙台天光

他所で解決できなかった事例もお気軽にご相談下さい
TEL. 022-352-9956
受付時間 平日 AM10:00~PM17:00

奈良県内で除霊・浄霊 承ります

奈良県での除霊,浄霊ご相談下さい当方では除霊・浄霊や各種祈祷の前に必ず霊視鑑定を受けていただいております。

霊体に遭遇等した恐怖で「直ぐにでも除霊をしてほしい」というご相談を受けますが、背後の詳細な神仏問題を解明せずに、表に出ている霊体だけを追い払う行為は更なる神仏の怒りを買い逆襲されてしまうケースも少なくありません。

除霊については霊体を対象者から引き離す行為であり、それが有効なケースも確かに存在はしますが、それは霊視鑑定にて背後にある神仏問題の有無を確認してから行います。なんらかの理由により、別の神仏が相談者に霊体を意図的に見せている可能性も存在します。

唯一、除霊という行為が先ず有効となるのは生霊でありますが、念を飛ばしている本人がこの世に存在する限り、再度、生霊を飛ばしてくる可能性は大きいです。当方では、相談者と生霊を飛ばしている人物との関連性を下げ、相手の念そのものを鎮める術として「縁切り術」を併用し、根本的な解決を図る様に心がけております。

次に浄霊について説明を記載させていただきます。まず、当方では基本的に除霊よりも浄霊を用います。

除霊は対象霊を引き離す施術のため、それが有効な場合もありますが対象霊は現世に留まり続けてしまいます。それに対して浄霊は霊体を霊界と呼ばれるしかるべき場所へと導きます。

浄霊は高度な施術であり、それが可能なのは自身が霊界まで導ける能力を持っている、もしくはそれを司る神・神の使いにお願いをできる能力を持っている能力者のみとなります。

浄霊については対象霊は現世に残りませんので逆襲などのケースもありません。当方で浄霊を施す場合では、まず神力を用いて霊体を元の良い状態まで戻し、現世に念が残らない様な状況としてから霊界へと導きます。ただし、相手の霊体の状態が凄まじく悪く意思疎通が不可能な場合は神力を用いて強制的に霊界へと送る場合もあります。

注意点として除霊・浄霊・祈祷など、当方の行う施術前に「それを阻止しようとする動き」がみられる場合があります。

施術対象の神仏もただ黙っている訳ではありません。施術内容により異なりますが、相談者様の体調悪化、当方へ行きたくなくなる気持ちになる、場合によっては交通機関の妨害が起こったりする事もあります。

憑依体質などで魂の中に入り込んでいる霊体が対象の場合は、相談者が暴れる、周囲に嘘をつく、逃亡するなど様々な形で現れる事がありますので、ご本人だけではなく周囲のご家族等のご理解と協力が必要となります。ご本人だけではなく、ご家族の方も気持ちを強く持たれる事が重要です。

除霊・浄霊・祈祷などの施術後ですが、怪奇現象や心霊現象など物理的霊障のケースは除霊・浄霊後にその現象はすぐに消失します。

憑依体質の方ですが、すぐに心身面が改善する方もいらっしゃいますが、中には憑依後の残像の様なものがしばらく残る場合もあります。しかし、心配する必要はございません。当方の用いる特殊技法の継続にて約2-3年後には憑依体質も改善していく事でしょう。

霊感体質改善技法について、約1-2年の期間を要します。徐々に特殊技法の効果が現れますので焦らず治癒に専念する事が肝要となります。

奈良県でのお祓い(おはらい)

お祓いは、古来より日本で行われてきた伝統的な儀式です。神道の考え方では、目に見えない穢れ(けがれ)が様々な災厄を引き起こすと考えられています。お祓いは、こうした穢れを祓い清め、心身を浄化することで、幸運を呼び込み、災厄を遠ざける効果があるとされています。

奈良県には、古くから人々の信仰を集めてきた神社仏閣が数多く存在します。これらの神社仏閣では、それぞれ独特のお祓いを受けることができます。

また、お祓いの効果が不十分と思われる際は仙台天光でのお祓い・祈祷・祈願をご検討いただけたらと思います。

1. 大神神社 (おおみわじんじゃ) (奈良県 桜井市)

1. 概要

大神神社は、我が国最古の神社の一つと称され、ご神体として三輪山そのものを祀っています。このため、一般的な神社に見られる本殿は設けられておらず、拝殿から三輪山を直接拝するという、古代の素朴な信仰の形を今日に伝えています。

このような原初的な祭祀の形態は、訪れる人々に自然への畏敬の念を抱かせ、お祓いという行為が自然の清浄な力と直接結びついているかのような感覚を与えるかもしれません。ご祭神である大物主大神(おおものぬしのおおかみ)は、国造りの神様として、また人々の生活全般をお守りくださる神様として篤く信仰されています。特に、医薬の神、酒造りの神としての神徳も高く知られています。その創祀については、『古事記』や『日本書紀』といった古典にも記されており、まさに神代の時代に起源を持つ、古社中の古社と言えるでしょう。歴史的にも大和国一之宮としての高い社格を誇り、また二十二社の一社にも数えられています。

2. 実施しているお祓い・祈祷の種類

大神神社では、個人の様々な願い事に関するご祈祷から、法人や団体による祈祷に至るまで、多岐にわたるご祈祷を毎日受け付けています。

主なご祈祷の内容としては、家内安全、厄除け(やくよけ)、身体健全、病気平癒、商売繁盛、交通安全(車のお祓いを含む)、合格祈願、良縁祈願、安産祈願、そして赤ちゃんの健やかな成長を願う初宮詣などが挙げられます。これらの幅広い祈祷内容は、人生の節目や日々の暮らしの中で生じる様々な願いや不安に対応しており、多くの人々が精神的な支えを求めて訪れる理由の一つとなっています。特にお祓いとしては、毎年6月30日に、その年の上半期に知らず知らずのうちに身についた罪や穢れを祓い清めるための「大祓・茅の輪神事」が盛大に執り行われます。この神事は、共同体全体での浄化を象徴するものです。

3. 料金

大神神社でのご祈祷の初穂料は、通常5,000円からとなっています。ただし、新年の期間(1月1日から2月6日まで)は、最低初穂料が6,000円からとなりますのでご注意ください。

具体的な料金の例としては、交通安全のための車のお祓い(ステッカータイプの御守り付き)などが6,000円から。玉串を奉って拝礼するご祈祷は10,000円から。さらに、巫女による御神楽が奉納されるご祈祷は20,000円以上、特別な祈祷神符が授与される御神楽祈祷は50,000円以上となっています。初宮詣のご祈祷は、7,000円、10,000円、または20,000円以上(御神楽祈祷の場合)の区分があります。

このように、祈祷の規模や内容、奉納される神事の格によって初穂料が異なる体系は、参拝者がそれぞれの願いの深さや状況に応じて適切な祈祷を選べるように配慮されているものと考えられます。

4. 特徴

大神神社の最大の特徴は、三輪山そのものがご神体であるという点にあり、山全体が神聖な区域として敬われています。山中には神々が鎮まるとされる磐座(いわくら)が点在し、訪れる者は厳粛で清浄な雰囲気に包まれます。

境内には「なでうさぎ」と呼ばれる兎の像があり、これを撫でることで運気が上昇したり、体の痛みが和らいだりするとの信仰があり、多くの参拝者に親しまれています。また、摂社である狭井坐大神荒魂神社(通称:狭井神社)では、あらゆる病に効果があると伝えられる「ご神水」がこんこんと湧き出ており、この薬水を求めて遠方からも多くの人々が訪れます。狭井神社は特に病気平癒のご利益で知られています。神社への正式な入り口を示す大鳥居は、日本でも有数の大きさを誇り、地域の象徴的な存在となっています。時には、「うまし奈良めぐり」といった企画で、神職の方による境内の案内ツアーが開催されることもあり、神社の歴史や信仰についてより深く学ぶ機会も提供されています。

2. 春日大社 (かすがたいしゃ) (奈良県 奈良市)

1. 概要

春日大社は、奈良時代、神護景雲2年(768年)に、国家の繁栄と国民の幸福を祈願して創建されたと伝えられています。称徳天皇の勅命により、武甕槌命(たけみかづちのみこと)を主祭神とし、経津主命(ふつぬしのみこと)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)、比売神(ひめがみ)の四柱の神々をお祀りするために壮麗な社殿が造営されました。

この創建の背景には、国家鎮護という強い願いが込められており、その後の歴史を通じて皇室や藤原氏といった有力氏族からの篤い崇敬を受けてきました。特に藤原氏の氏神として栄え、多くの貴重な宝物が奉納され、その質の高さと量から「平安の正倉院」とも称されるほどです。現在、全国に約3000社ある春日神社の総本社として、その中心的な役割を担っています。境内は、神山とされる御蓋山(みかさやま、通称春日山)の麓に広がり、その神域はユネスコの世界遺産「古都奈良の文化財」の構成資産の一つとして登録されています。

2. 実施しているお祓い・祈祷の種類

春日大社では、年の初めの初詣、子供たちの成長を祝う七五三、そして人生の節目における厄除け(やくよけ)など、様々な目的と願いに応じたご祈祷を年間を通じて受け付けています。

具体的な祈祷の種類としては、赤ちゃんの誕生を感謝し健やかな成長を願う初宮詣、日々の安全を祈る交通安全、災厄を祓う厄除、母子の健康と安らかな出産を願う安産祈願、家族の無事と幸福を祈る家内安全、事業の発展を願う商売繁盛、神様のご加護に感謝する神恩感謝、運を開き厄を祓う開運厄除、心に抱く願いの成就を祈る心願成就、病からの回復を願う病気平癒、そして心身の健康を祈る身体健全など、多岐にわたります。

特に厄除けに関しては、災厄に遭いやすいとされる年齢(前厄・本厄・後厄)を無事に過ごせるように、また厄が明けた際には感謝の祈祷(厄明)が行われるなど、古くからの慣習に則った丁寧な対応がなされています。これは、人生の転換期における不安を和らげ、清浄な心で新たな段階へと進むための重要な儀礼として、多くの人々に求められています。また、毎年小正月近くには「春日の大とんど」が飛火野で行われ、一年間お世話になった古いお札やお守り、正月飾りなどをお焚き上げします。

3. 料金

春日大社で受けられるご祈祷の初穂料は、祈祷の内容や、神楽の有無、祈祷を行う期間によって異なります。主な料金体系としては、七五三祈祷が5,000円。翌日より1週間ご祈祷が行われる小祈祷が6,000円。神楽の奉納があり、同じく翌日より1週間ご祈祷が行われる中祈祷は10,000円。神楽の奉納があり、翌日より30日間ご祈祷が行われる大祈祷は30,000円。さらに特別な祈祷として、神楽があり翌日より50日間祈祷の特別祈祷が50,000円、神楽があり翌日より100日間祈祷の特別大祈祷が100,000円と設定されています。

この料金体系は、祈祷の即時的な効果だけでなく、一定期間にわたって神職が祈願者のために祈りを捧げ続けるという、継続的な神への取り次ぎの度合いを反映しているものと考えられます。交通安全祈祷も可能ですが、雨天時や正月三が日など、一部期間は実施できない場合があるため、事前の確認が推奨されます。ご祈祷の受付時間は毎日午前9時から午後4時までで、特に予約は必要ありません。

4. 特徴

春日大社の最も印象的な特徴の一つは、鮮やかな朱塗りの社殿群と、境内を彩る約3000基にも及ぶ奉納された燈籠です。

これらの燈籠の多くは歴史が古く、中には室町時代のものも多数現存し、その歴史的価値は非常に高いとされています。また、神山である春日山原始林の深い緑に包まれた境内には、神の使いとされる「神鹿」が自由に歩き回り、人間と自然、そして神聖な存在が共生する独特の世界観を醸し出しています。この神鹿は古くから手厚く保護されてきました。20年に一度、社殿を美しく建て替え、神様の力を新たにする「式年造替」という重要な神事が行われることも、春日大社の大きな特徴です。

さらに、境内には萬葉植物園が併設されており、日本の古典文学である万葉集に詠まれた約300種類の植物が、ゆかりの歌と共に植栽され、訪れる人々の目を楽しませています。表参道は一之鳥居から社殿まで約1.3kmに及び、深い木立の中を進むこの道は、鹿たちの出迎えを受けながら心が自然と整っていくような、清浄な道のりとして知られています。

3. 橿原神宮 (かしはらじんぐう) (奈良県 橿原市)

1. 概要

橿原神宮は、日本の初代天皇と伝えられる神武天皇と、その皇后である媛蹈韛五十鈴媛命(ひめたたらいすずひめのみこと)の二柱を主祭神としてお祀りしています。

神武天皇がこの橿原の地で即位されたという日本神話の記述に基づき、明治23年(1890年)に創建されました。この由緒から、皇室とのゆかりが非常に深い神社として知られています。約53万平方メートルにも及ぶ広大な境内は、豊かな緑に包まれ、訪れる者は清浄な空気に心洗われる思いがすると言われています。その荘厳な雰囲気から、神前結婚式の場としても人気が高く、また、男女の良縁成就を願う多くの参拝者も訪れます。

2. 実施しているお祓い・祈祷の種類

橿原神宮では、人生の節目における厄除けをはじめとして、様々な願意に応じたご祈祷を受け付けています。個人の願い事に対する祈祷は当日の受付が可能ですが、より丁重な祈祷を希望する場合には、予約制で特別祈祷や神楽祈祷も執り行われています。

この段階的な祈祷の提供は、参拝者がそれぞれの状況や願いの切実さに応じて、適切な儀礼を選択できることを意味します。厄除け以外にも、縁結び、家内安全、商売繁盛、学業成就、安産祈願、交通安全などが一般的な祈願内容として考えられます。

3. 料金

橿原神宮で厄除け祈祷を受ける際の初穂料は、祈祷の形式によって異なります。当日に受け付けられる祈祷については、7,000円、10,000円、15,000円の区分があり、それぞれ祈祷後に授与される撤饌(てっせん、お供え物のお下がり)の内容が異なります。より丁重な祈祷を希望する場合、予約制の特別祈祷は30,000円から、巫女による神楽が奉納される神楽祈祷は50,000円からとなっています。このように明確に料金が区分されていることは、参拝者が予算や祈願の度合いに応じて、納得のいく形で祈祷を選べるようにとの配慮がうかがえます。ご祈祷の受付時間は午前9時から午後4時までです。

4. 特徴

橿原神宮の広大な神域には、日本の初代天皇である神武天皇の御陵とされる畝傍山東北陵(うねびやまのうしとらのすみのみささぎ)が隣接しており、神聖な雰囲気を一層高めています。

境内には、豊かな水をたたえる深田池や、末社である長山稲荷社など、自然と歴史を感じさせる見どころが点在しています。この長山稲荷社は、橿原神宮が創建される以前からこの地に祀られていた地主神(じぬしがみ)であると伝えられており、古来の信仰の層が感じられます。

また、宝物館では、橿原神宮にゆかりの深い品々が展示されており、神社の歴史や文化に触れることができます。年間を通じて様々な祭典や行事が執り行われ、多くの参拝者で賑わいを見せます。

4. 石上神宮 (いそのかみじんぐう) (奈良県 天理市)

1. 概要

石上神宮は、日本最古級の神社の一つとして知られ、古代の有力氏族である物部氏の総氏神として創建されたと伝えられています。ご祭神は布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)であり、この神は神剣「韴霊(ふつのみたま)」に宿る霊威そのものであるとされています。

この神剣「韴霊」は、神武天皇が東征の際に困難に直面した折、天から授けられ、邪神を打ち破り国を平定するのに大きな役割を果たしたという伝説を持っています。この神剣の武威や霊力は、お祓いや厄除けといった儀式において、不浄や災厄を断ち切る強力な象徴として意識されることでしょう。かつての石上神宮は、本殿を設けず、禁足地と呼ばれる神聖な区域にこの神剣と様々な神宝を地中深く鎮めて祀っていましたが、明治時代に入りその禁足地の発掘調査が行われ、神剣をはじめとする貴重な遺物が出土したことを機に、現在の本殿が建立されました。健康長寿、病気平癒、厄除け、そして勝負運向上などのご利益で広く信仰を集めています。

2. 実施しているお祓い・祈祷の種類

石上神宮では、個人の様々な願い事に応じたご祈祷を受け付けており、特に厄除け、病気平癒、健康長寿、家内安全、交通安全などが主な祈願内容として挙げられます。中でも、「起死回生」という、絶体絶命の状況からの復活や事態の好転をもたらすご利益が篤く信仰されており、困難な状況に直面している人々が力強い打開を願って祈願に訪れます。

この「起死回生」の信仰は、お祓いによって不浄や障害を取り除き、新たな活力を得るという点で、浄化儀礼の究極的な形の一つと捉えることもできます。また、人生の節目を祝う儀礼として、赤ちゃんの無事な誕生と成長を願う初宮詣、子供たちの健やかな成長を感謝し祈る七五三詣、そして母子の安泰な出産を願う安産祈願なども執り行われています。さらに、毎年6月30日には、年の半ばの重要な神事として「神剣渡御祭(でんでん祭)」と、茅の輪をくぐって罪穢れを祓い清める「夏越の祓」が斎行され、多くの参拝者が心身の浄化を求めて参加します。

3. 料金

石上神宮でのご祈祷の初穂料は、一件につき5,000円からとなっています。遠方にお住まいの方や、諸事情により直接参拝が難しい場合でも、郵送によるご祈祷の申し込みも可能となっており、より多くの人々が神様のご加護を受けられるよう配慮されています。このような柔軟な対応は、現代社会において神社の役割が多様化していることを示していると言えるでしょう。

具体的な祈祷の種類に応じた詳細な料金区分や、特別な祈祷に関する情報については、石上神宮の社務所へ直接お問い合わせいただくか、公式サイトにてご確認いただくことをお勧めします。

4. 特徴

石上神宮の境内では、神の使いとされる鶏(御神鶏)が約30羽ほど自由に歩き回っており、その愛らしい姿は参拝者の心を和ませています。鶏は古来より夜明けを告げる鳥として神聖視され、闇を払い光をもたらす存在とされてきました。この御神鶏の存在は、境内に常に清浄な気が満ちていることを象徴しているかのようです。

また、国宝に指定されている摂社出雲建雄神社拝殿は、現存する日本最古級の拝殿建築の一つとして、その歴史的・建築的価値が高く評価されています。石上神宮は、日本最古の道の一つと称される「山の辺の道」のほぼ中間に位置しており、周囲は緑豊かな木々に囲まれ、神さびた(神々しい古びた趣のある)自然の姿が今も色濃く残されています。楼門や拝殿(いずれも重要文化財)など、歴史を感じさせる荘厳な建造物が多く見られるのも特徴です。さらに、毎朝執り行われる朝拝神事には一般の参拝者も参加することができ、神職と共に祝詞を奏上するという貴重な体験ができます。

5. 往馬坐伊古麻都比古神社 (いこまにいますいこまつひこじんじゃ) (奈良県 生駒市)

1. 概要

往馬坐伊古麻都比古神社は、一般には往馬大社(いこまたいしゃ)の通称で親しまれており、生駒山そのものをご神体として仰ぐ、1500年以上の長い歴史を持つ古社です。古くから生駒谷十七郷の総氏神として、地域の人々の篤い信仰を集めてきました。ご祭神は、伊古麻都比古神(いこまつひこのかみ)と伊古麻都比賣神(いこまつひめのかみ)という二柱の土地の守り神(産土の大神)に加え、鎌倉時代に合祀された五柱の八幡神です。特に、火を司る神様としての神格も持ち合わせているとされ 、火が持つ浄化の力は、お祓いの儀式においても重要な意味を持つと考えられます。平安時代に編纂された『延喜式』の神名帳にもその名が記載されている官幣大社であり、古くから朝廷との関わりも深かった由緒ある神社です。縁結び、健康長寿、安産祈願、厄除け、交通安全など、多岐にわたるご利益があるとされています。

2. 実施しているお祓い・祈祷の種類

往馬大社では、個人の日々の安寧から人生の節目における重要な祈願まで、幅広いご祈祷を受け付けています。具体的には、家族全員の無事と健康を願う家内安全、災厄を祓い清める厄除け、赤ちゃんの健やかな成長を祈る初宮詣、子供たちの成長を祝う七五三詣、乗り物の安全を願う交通安全、病からの回復を祈る病気平癒、母子の安泰な出産を願う安産祈願、試験の成功を祈る合格祈願、事業の繁栄を願う商売繁盛、そして日頃の神恩に感謝する神恩感謝などが挙げられます。

これらに加え、毎年夏には「夏越の祓」の神事も行われており、茅の輪をくぐることで半年間の罪穢れを祓い清め、心身を新たにする機会が提供されています。このような個別の祈祷と共同体的な浄化儀礼の双方を提供することで、多様な精神的ニーズに応えています。また、建築儀礼である地鎮祭や上棟式などの出張祭典も執り行っており、地域社会との結びつきの深さも伺えます。

3. 料金

往馬大社でのご祈祷の初穂料は、祈祷の内容によって異なりますが、事前の予約が必要となります。主な祈祷の初穂料の例としては、家内安全、厄除け、病気平癒、合格祈願、商売繁盛、神恩感謝などはそれぞれ10,000円。初宮詣も10,000円。七五三参りは一人につき5,000円。交通安全(車のお祓い)は10,000円(ただし、バイクや自転車の場合は5,000円)。安産祈願は10,000円。境内で執り行う地鎮祭は15,000円。

建築現場などへ出張して行う祭典(地鎮祭など)は、40,000円から50,000円が目安となっています。特筆すべきは、同じ住所で複数のご祈祷(例えば、家族の厄除けと家内安全など)を同時に受ける場合、二つ目以降の祈祷料が5,000円となる割引制度がある点です(一部の祈祷を除く)。これは、家族単位での包括的な祈願を奨励し、より多くの神徳を受けられるようにとの配慮かもしれません。ご祈祷の受付時間は午前9時から午後4時までで、予約は電話にて受け付けています。

4. 特徴

往馬大社の最も象徴的な行事として、毎年10月の第一土曜日と日曜日に執り行われる「火祭り」が挙げられます。この祭りは、大きな松明の炎が夜空を焦がす勇壮なもので、古式豊かな伝統を今に伝えるものとして奈良県の無形民俗文化財にも指定されています。

火が持つ強力な浄化の力は、この祭りを通じて地域全体に及ぶ大規模なお祓いとしての意味合いも持つと考えられます。神社は生駒山の麓に静かに鎮座しており、賑やかな町中から一歩足を踏み入れると、まるで永遠の時が流れるかのような深い森に包まれた神聖な空間が広がっています。また、境内には十一面観音像をお祀りするお堂も存在し、かつての神仏習合時代の名残を今に伝えています(公式サイトの「お知らせ」に十一面観音供養に関する記述が見られます )。アクセスとしては、近鉄生駒線の「一分駅」から徒歩約7分と比較的便利で、多くの参拝者が訪れやすい立地条件にあります。

また、お祓いの効果が不十分と思われる際は仙台天光でのお祓い・祈祷・祈願をご検討いただけたらと思います。

ページトップに戻る